いつもヤマネ薬局二島店ブログを読んでくれてありがとうございます😊
まず初めに牛黄って何?と思われる方がほとんどだと思います。
牛黄とは簡単にお話しすると、万能薬みたいなものです。『神農本草経』にもこう記されています。『驚癇寒熱、熱盛狂痙』これを現代の言葉に直すと、驚いて卒倒した者や高熱で痙攣を起こした者、精神異常をきたした者に効くという意味です。
また別の漢方書『名医別録』には小児の百病(ありとあらゆる病気、万病)、諸癇熱(しょかんねつ)で口の開かぬ者、大人の狂癲(きょうてん)を療ずとあり久しく服すれば身を軽くし、天年を増し、人をして忘れざらしめると記されています。
これは牛黄が子供のあらゆる病気、口も開けないほどの高熱、大人の精神錯乱など幅広い症状に用いることのできるお薬で、しかも長期に渡って服用すると寿命を伸ばし、物忘れしなくなる。という意味です。
これを一言で言うと万能薬という言い方になります😅
長文になってしまいましたが、以上が牛黄の薬効についての説明です!
本題に入りますが、本日はタイトルにもあるように『金より高い生薬。牛黄』についてお話ししたいと思います。
金より高い、、、そんなことを聞いてなかなか信じられないと思います。なのでグラムあたりの料金比較をして行きましょう!
牛黄:2021年~2022年は1gあたり20000円~25000円
金 :2022年 1gあたり7,167円
※ 2021年に牛黄価格改定がありました。
びっくりですよね😵このように二倍以上金額に差があります。しかも牛黄は年々金額が上昇しています。
なぜ牛黄がこんなに高価なのか解説したいと思います!
牛黄は最初にお話ししたように、いわゆる万能薬です。
ざっくり話すと新型コロナウイルスが今現在も世界各地で蔓延していますが、新型コロナウイルスの影響で牛黄がすごく売れました。主に日本ではなく中国ですごく売れました。もともと漢方薬は中国が発祥なので、中国の方は牛黄が万能薬だと知っていたのでしょう😅
そのため日本では品薄の状態でどんどん値段が上がってきています。
当局にある牛黄です。対面販売のみの販売となります。一回分が¥2640くらいします😱高いですよね、、、
※牛黄の豆知識
水戸黄門も愛用していた牛黄!
「この紋所が目に入らぬか!」でお馴染みの名作時代劇、水戸黄門のお決まりのシーンで黄門様がかざす紋所入りの印籠、実はこれ携帯薬箱だったのです。旅の途中で体調を崩した時に飲む漢方薬が入っていました。何とその漢方薬とは牛黄だったのです。
Comments